ニューカッスル港は、ニューサウスウェールズ州の地方と農村部における貿易機会を解き放ち、地元産業を支援し、雇用を創出するための重要な多角化計画において、リーベル社の移動式港湾クレーン2基の導入により、重要な一歩を踏み出した。

ドイツ製のLHM 550クレーンは、6月下旬にロストック港を出港した後、今朝、一般貨物船UHL Fighterに搭載されてニューカッスル港に入港した。

ニューカッスル港のクレイグ・カーモディCEOは、2840万ドルの投資により、同港の多用途バースであるメイフィールド4バースでのコンテナ処理能力が大幅に向上したと述べた。 

「産業界は、ニューカッスル港の恵まれた道路網と鉄道網を利用し、年間数百万ドルを節約できる可能性があるのに、コンテナ輸出をボタニー港やブリスベン港に送るために高い金を払う必要はないと考えている。

「この2台の新しい移動式港湾クレーンは、港湾公約証書(PCD)が定める制限の範囲内で貨物やコンテナを移動させることを可能にする。

「世界貿易のゲートウェイとして、また世界最大の石炭輸出港として、多角化はオプションではなく、必須である。

「ハンター地域、地元産業、地元雇用の将来は、私たちが手をこまねいているにはあまりにも重要です。

諺にもあるように、"造れば来る"。

「ニューカッスルからのコンテナ需要があることを証明することで、ニューサウスウェールズ州政府が最終的に反論の余地のない利点を見出し、PCDを撤廃することを望んでいる。

「また、道路や鉄道の混雑を緩和し、地域の輸出入業者により安い運賃を提供する。

550トンのLiebherr製移動式港湾クレーンは、より安全なリフトのための最新のリフトアシスタンスシステムを備えており、風力タービン、木材、鉄鋼コイル、変圧器、鉱山機械などの多様なプロジェクト貨物を扱うことができる。

また、重量物のリフトではタンデムで作業し、1回の移動で20フィートコンテナ2個または40フィートコンテナ1個を持ち上げる能力もある。

ニューカッスル港の移動式港湾クレーンは、今後1カ月間にわたりテストが行われ、9月に操業を開始する予定だ。